Hungry For Design

Nando Costa

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(interviewed in 2002)

僕は、ブラジルのリオデジャネイロでアーティスト兼デサイナーをしている、Nando Costaです。確か、僕が初めて手がけたデザインと言えば、出身地であるブラジルのリオで画家・イラストレーターをしていた頃の個展用の招待状だったと思います。全部手作りだったんですよ。大学で何をするべきか、と決めた頃から、コンピューターを使って作品を作り出すようになりました。グラフィックデザインを選んだのは、当時そのコースの3回生だった兄の影響が主でした。上の兄は、Mccanのコピーライターでしたので、僕自身、グラフィックデザイン、そして広告業界という、プロのクリエイティブ業界の両側を身近に見る事が出来たわけですが、その結果デザインの方が僕の興味をそそったんです。それで学校に入学したのですが、3回生の頃すでにアメリカでプリントデザイナーとして働き始めていました。最初の一ヶ月は、新しく面白いデザインサイト等にすごい衝撃を受け、ブラジルで学んだflash3の技術をもっと生かしたいと、強く刺激されたものです。アトランタの会社で二つのウェブサイトを制作した数ヶ月後に、ニューヨークのwddgに就職が決まりました。この移転は、僕が今まで聞いた事もない新しい世界に触れるための、願ってもない出来事でした。その後、またアトランタに戻り、そしてシカゴに移り、プリント、ウェブ、映像美術の作品に携わってきました。

ドメインネームにあるようにいつも何かデザインを作り出すのに飢えていますか?
Nando Costa: 実は、僕のサイトの名前は、完成する事が出来なかったプロジェクトのためにつけた名前なんです。その趣旨は、デザイン学校の生徒やアーティストの為の良質な資料となるサイトを作る事でした。ブラジルの地元アーティストのギャラリーや、莫大な量の美術史やデザイン史についての情報をのせるつもりでいたんです。このアイディアを思い付いた頃は、まだ学校に在籍していて、オンラインでこういったタイプの資料がそれ程なかったので。結局、僕のポートフォリオだけになってしまったんですけど。今現在、ブラジル人コミュニティ向けに、同じような内容のサイトを作成しているところなんです。

色使いがとても綺麗な印象を受けるのですが、あなたのバックグランドを含めてどこでそういうことを学んだのか教えてください。
Nando Costa: どのようなコンビネーションによって色合いが造られるかとか、様々なタイプの感情を伝えるためにどんな風に色を選ぶかなどを理解するのに、デザインを始める前に絵を描いていたという事が役立ったと思います。デザインを始めた頃、CMYKに基づいて色を選ぶと言う事を学び、今でもそうやって色を選んでいます、たとえウェブ用であったとしても。この方法の方が、より広い範囲の色を使えるように思うんです。

デザインをする上で何か参考にするものはありますか?映画、本、などなんでもいいのでこういうものからインスピレーションを得ているというのはありますか?
Nando Costa: 学生の頃はよく本を参考にしていたんだけれども、最近はウェブを参考にする事が多いです。普段プロジェクトを始める前は、他のアーティストに感化されるのを防ぐため、出版物やウェブサイトを見る事を避けています。でも、感化されないようにするって、とても難しい事ですよね。美術関係の本を見る方が、デザイン系の出版物を拾い読みするよりも好きです。受ける影響がもっと主観的で独創的だからですね。

物をデザインする上で何を一番重要視していますか?(インパクト、色使い、配置など)
Nando Costa: すべての要素を重要視しなくてはいけないと思う、つまり全部大切だと言う事です。でも僕は、まず最初に使う色を決めてから、あとはその色調に作品を誘導させる傾向がありますね。色は僕の作品にとってかなり重要な役割を持っているようなので、僕の過程のなかでは最も重要な部分であるとは思います。

最近ウェブ上でFlashやビデオなどいろいろな表現の仕方がありますが、これからのウェブ上でぜひとも取り組みたいものなどありますか?
Nando Costa: これから先何年かは、アニメーションやプリントの作品の方にフォーカスを置こうと考えているので、ウェブの世界を深く探求する事はないと思います。どんな方向に進むべきかは、その時になってみれば自然と見えてくると思ってます。

僕らは日本の誇れる文化は漫画だと思っています。この日本に漫画でのデザイン、ストーリーなど興味はありますか?なにか具体的に好きな漫画があれば教えてくれませんか?
Nando Costa: 正直言って、あんまり時間をさいて漫画を研究する事はしてないのですが、とっても興味はあるんですよ。「AKIRA」のような代表作しか見てないんです。数年以内には、日本を訪れる事が出来れば嬉しいですね。日本のクライアントと仕事をする事にはすごく興味があり、東京で僕の代理となってくれるビジネスパートナーを探しているところなんです。

作品を見ていて感じるのが、なによりもサウンドとの一体感なのですが(特にSquarepusherは衝撃を受けました)、いつもサウンドを聞いてからインスピレーションを膨らましていくのですか?それとも、自分の作品にあったサウンドを探してくるのですか?
Nando Costa: そうです、あの作品はサウンドとの一体感がかなり強く、曲から影響を受けました。作品を作る時は常に音楽を聴いていて、ほとんどの作品はサウンドを選んでから作られています。でも、例えば「Trikala」のように、いくつかの作品は、ビデオの後に曲が作られた場合もありますよ。ミュージシャンにとって、これはもっと大変な方法だとは思いますが。

日本のサイトを見ることはありますか?もし気に入ってるサイトがあれば教えてください。
Nando Costa: 僕は日本語を読めないし、僕のコンピューターも日本の文字を表示出来ないので、本当にあんまり知りません。もっと日本のサイトを知っていればいいのにな、と思います。今、僕がいつも見ているサイトでもあり、多くのグラフィックアーティストの参考にもなっている、Shift.jp.orgのために、カバーをデザインしているところです。

ismを見て感じたのですが、アジアの文化、日本の文化に興味はありますか?その理由も聞かせてください。
Nando Costa: あのアニメーションは、シンガポールの展示会への参加のお誘いを受けた時に作成したものなんです。アジアの文化には大いに興味がありますし、あのような作品を作る機会がもっとあればと思っています。

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