DHKYというドメインネームの由来は何ですか?
David Yu: 僕の本名、David Huk Kan Yuの頭文字っていう、単純なことなんだ!
昔のサイトから一環してサイトというよりはアートといった印象を受けるのですが、そういったバックグランドはあるのですか?
David Yu: 正式なものはないね...カレッジの教育に関して言えば。生まれ故郷のブリティッシュコロンビア州、バンクーバーで、コンピューターサイエンス専攻で卒業したんだ。意図的に、サイトを「デザイン」と言うよりも「アート」にする意志はなかったよ。僕のポートフォリオのホームであるという事に加え、自身の「ブランド」とサイトを使って、新しいアイディアを試みたり、試したりしている。それぞれのバージョンの度に、楽しくかつ僕にとってアップデイトしやすいものと、サイトを見ている人達(将来のクライアントになるかも知れない人々も含めて)にとって見やすいものとの、ちょうど良いバランスを見つけられるよう試みているんだ。
サイト全体がアニメチックな感じが多いのですけど、日本のアニメで何か影響を受けたものはありますか?
David Yu: 子供の頃は、漫画が大好きだったんだ、特に日本のアニメーション...大体はばかでかいロボットと、ばかげた量の破壊がテーマのやつね。つい最近、過去数年ぐらいで、エヴァンゲリオン、スプリガン、ラーゼフォン、犬夜叉等の新しい作品で、日本のアニメを再発見したんだ。今は、攻殻機動隊Stand Alone Complexにはまってるんだ。僕はSF物やファンタジー系が好きで、アニメが作り出す「なんでもあり」の現実やキャラクターが大好き。ビデオゲームにも同じ事が言えるね...Apple IIeや、Colecovisionなどのバックグランドからすると、過去10年のビデオゲームの成長は確かに嬉しく思うよ。Rez, Onimusha, Silent Hill, Zone of the Enders等の、ゲームが大好きだね。
新しいものを作るのにアイデアやインスピレーションというものが大事ですが、すごく影響を受けているというものはありますか?
David Yu: 日常生活の中で、僕の回りにおこる事から、インスピレーションを受けているね。沢山色々な事を見て、物事がどういう仕組みになっているのか考えるんだ。インスピレーションを受ける事だけを考えすぎないで、オープンマインドでいるように心がけているよ。ウェブサイトは、もっと大きな世界のちょっとした一瞥だったり、人生のほんの少しのスライスなんじゃないかと、時々思うんだ。あと、僕はノスタルジーのとりこでもあるんだ...潜在意識に深く入り込んで、半分忘れかけていた思い出等に触れる時、感情的な衝撃はとてもパワフルなものになりうるって思う。商業的な仕事では、クライアントが何を要求しているのか、ユーザーは何を求めているか、そして僕にとって何が新しくて、やって楽しい事なのかを考える。もしもやっている事が楽しかったら、その熱意は作品に本当に表れると思うんだ。
これからウェブでこれはぜひともやってみたいという技術もしくは企画などありますか?またウェブ以外でもやってみたいことはありますか?
David Yu: インタラクティブ・デザインをエキサイティングで、魅力的にしているのは、それを支えるテクノロジーが、人々一般の受諾や理解と共に、常に変化し、改善され続けているところだと思う。今は、まだ始まりにしかすぎなくて、これから将来、どのように進化していくのか、非常に期待しているし、僕は断然、これからもずっとこのメディアに焦点を合わせていきたい。ウェブ以外にやってみたい事に関して言うと、ゲームのデザインが、僕にとって、自分が一番得意とするインタラクティブな仕事の自然な延長線にある物に感じられるね...同じ原理や方法が当てはまるし。
日本語のサイトなども手がけているようですが、日本に来たことはありますか?もし来たことがあるなら何が気に入りましたか?
David Yu: 日本には何回も行った事があるよ、ほとんどが東京にいる事が多いね。日本のアニメ、漫画、おもちゃ、ビデオゲームやお菓子で育った多くのアジアの子供達同様、僕にとっても、日本のポップカルチャーは大きなインパクトだったんだ。大人になった今は、好奇心はまだあるんだけど、物を買うことよりも、経験する事のほうが楽しいと思うようになった。ウェブデザインをしていると、世界中の似たような考えの友達と出会う事ができるのでありがたいね、今も東京に行くといつでも、Power-Graphixxの友達が、レストラン、バー、レコード屋、本屋等にいろいろ連れていってくれるよ。
好きな日本のサイト、あるいは影響を受けたサイトはありますか?
David Yu: うーん、たった一つだけ名前を挙げる事は出来ないな。好きなサイト、影響を受けたサイトは沢山あるからね。raku-gaki.com、no-name、crablike.com、sountain.com等のお気に入りサイトを訪ねて、日本のグラフィックデザイン・イラスト・写真サイトのリンクのリストを時々見るんだけど、魅力的な個人サイトや、今まで聞いた事もない人達の素晴らしくクリエイティブな作品を沢山見つけるよ。コミュニティ全体の精神や活気が好きだね、とても正直で、純粋に感じる。
NYから香港へ移ったのには何かサイトを作る上での理由があったのでしょうか?それとも、プライベートな理由ですか?もしさしつかえなければ教えてください。
David Yu: どっちもだね。僕の家族は香港出身なんだけど、僕は一度も住んだ事がなかったので、もっと文化に近づいて、どんな感じなのか見てみたかったし、家族とももっと一緒に時間を過ごせるようにしたかったんだ。僕は旅行好きだから、香港はアジアを旅するには素晴らしい中心地でもあるし。仕事の面で言うと...正直言うと、ここに引っ越す前は何を予期していいものかもわからなかった。ここに来る前から知っている友達やクライアントは、何人かいたんだけど、それだけだった。香港は技術的にもとても進歩している都市で、卓越していてなおかつますます普及しているブロードバンドネットワーク、沢山の商売・消費者やエンターテインメントの資産があるのにもかかわらず、オンラインブランディングやマーケティングは、北米のようにはまだまだ実施されていないんだ...多分、専門的技術が実際ここにはないし、多くの人々は利益・損益を心配しすぎるあまり(ウェブ製作者もクライアントも同様)、リスクを負ったり新しい事に挑戦出来ないでいるという事が、理由の一部だと思う。それは、ある意味、僕にとっては、今までの経験を用いて、同じような思いのクライアントと並び、今までとは少し違ったやりかたで、ここで何かを変えていこうという、パーフェクトな機会になってるんだ。今のところ、順調にいっているね...これからも、新しい作品はサイトでアップデートし続けるよ。
香港のカンフーものも好きなようですね。ジャッキーチェンの映画のなかで何がすきですか?僕らは酔拳(Drunken Master) と少林寺木人拳(Shaolin Wooden Men)が好きです。
David Yu: ジャッキー・チェンの最近の恥ずかしい(悪)業績にもかかわらず、いつでも「酔拳2」、「プロジェクトA」や「ポリスストーリー」などの昔のDVDを引っ張り出してくれば、古き良き時代の香港カンフー映画を思い出す事ができるというのは、慰めになるね。カンフーの裏切り者と言えば、ジェット・リーの「スォーズマン2」と「少林寺」を見てない人がいたら、今すぐゲットしてみて。
